さがむ高森短歌
投稿者:
homura
寒風を切りて歩めば川面よりバンの甲高き鳴き音響けり
2025年2月12日
軽やかに槌音響け陽だまりの種駒植える里の林に
2025年2月8日
外の山に頻りに鳴けり山雀は瑞樹の枝に春が来るよと
2025年2月7日
暗闇に光る犬の眼足ばやに連れ来る坂道見知らぬ男
2025年2月6日
飛行士帽耳あて深き節分の里歩きかな山は初雪
2025年2月2日
餅つき機何も言わずにコネコネコネ、後テンミニッツ昼食タイム
2025年2月2日
壁を這いギリシャへ行くのか赤い蔦海辺のホテルの白い漆喰
2025年1月30日
竹垣の完成近し塗装して寝かせ眺めて柏手を打つ
2025年1月28日
サンルームの赤き仏桑花にゴーギャンを重ねて思うタヒチの女
2025年1月28日
堰神社桂坊祀り四百年今年も蝋梅すがしく匂ふ
※「桂坊」(かつらぼう)は天正年間の山伏の名前。人柱になり玉川に堰をつくり水不足から村を守ったという伝説の人。厚木市長谷地区の鎮守社。
2025年1月28日
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