キファーの壁にポチョンキン、乳母車 あの オデッサの、二条城になり

※NHK 日曜美術館 「アンゼルム・キーファー:ソラリス」展    ドイツの現代作家 於:京都市二条城

 二条城キーファーの壁に乳母車思い起せしあの母と石段

(映画 「戦艦ポチョンキン」エイゼンシュタイン作)

 母の手を離れて一つ乳母車赤子乗せたまま落下していく

 子を抱きて石段登る母の眼ぞ銃弾の雨容赦なく降る

キーファーのラーが羽ばたくその時こそ、戦が終わり朝日昇らん